ワユーバッグ価格の差のおはなし

ワユーバッグは、年々人気が上昇しており、今年は店頭でも多くのバッグが取り扱われるようになりました。

去年まであまり店頭では見る事がなかったので、ワユーバッグを広めたいという思いを持つ私にとってはとても嬉しい事なのですが、一方では、安価なワユーバッグが数多く取引されている事に、複雑な思いも感じています。

今回、タイやマレーシアなどアジアを中心に安価で売られるワユーバッグの現状について書かせていただきたいと思います。

私は2015年にCHILA BAGS と出会って以来、ブランドの理念や、ワユー民族の生活やバッグを作られる工程を実際に現地で見てみたい、という事で昨年9月、初めてコロンビアを訪れました。

コロンビアの都市部や観光地の露店などでは、ワユーバッグがとっても安く売られており、約$20-$40の値が付けられ販売されています。

 
また、現地で中間業者によって取引された安価なバッグはコロンビア国外にも輸出され100-120ドルほどの値段で売られています。

米メディアCGTN America が取材をした記事によると、コロンビア北部の街、リオアチャで取引される転売用バッグに対し、作り手に支払われる代金は一つあたり約10ドル。
※参照:https://america.cgtn.com/2014/08/22/trendy-wayuu-bags-handcrafted-by-women-in-poverty

さらに現地リオアチャのワユー民族の女性を支援するNPO団体でワユーの女性に直接伺った話では、販売価格は一つあたりたった6-8ドルと聞いています。

それは長時間掛けて作るバッグの対価としては全く見合わない価格であり、作り手の方々にとって、日々ギリギリ食べていくための食費にしかならず安く販売されるワユーバッグの中には、作り手であるワユー民族の方々が十分に収入を得られず作られたバッグが存在することは知られていません。

ワユーバッグは、年々人気が高まり、今では様々なお店やネットショップで販売されておりますが、現地での貧困問題、干ばつによる飢餓など・・現地で止まる事の無い負のループにスポットライトが当たっていません。

CHILA BAGSの魅力は、見た目の可愛さ、クオリティの高さに加え、作り手のワユー族としっかりと信頼関係を築き上げた上で作られています。

中間業者を一切通さず、直接ワユー族と契約を交わし、街の近くに住むダブルスレッドを編むコミュニティには、食料の現物支給や、お金の貯め方のレクチャーなどを行い、独自の還元システムを作りながら、オリジナルデザインを作っています。


私はバッグの見た目の可愛さに惹かれ、魅了されたことがきっかけで数年前にCHILA BAGSと出会いました。

オーナーのラウラを通じ契約する民族の方々とのふれあい、そして実際に現地で目た事や自分自身で感じた事、バッグの裏側にあるストーリーを日本でしっかりと伝えさせていただきたいと思っています。

どこかでワユーバッグを見かけたときに、手に取ったバッグがどのように作られているか、どこから届いたバッグなのか、是非少しでも考えるきっかけに、作り手の見えるバッグを選んで買ってもらえたら嬉しく思います。

オーナー、ラウラの溢れる創造力とセンス、そしてワユー族の技術が融合した魅力的なCHILA BAGS を今後ともよろしくお願いいたします。


Nana.