About Wayuu People


太陽、砂漠、風の民族と言われるワユー民族は、コロンビア北部、ベネズエラの国境付近グアヒラ半島に住む、南米の先住民族。彼らは17世紀のスペイン軍による南米侵攻に屈する事なく、現在に至るまで独自の生活様式、言語、文化を守りながら暮らしています。

現在の人口は約30万人、約30の氏族が存在し、​Wayuunaiki(ワユーナイキ)という独自の言語を使用しています。

また、Pütchipü'ü(プッチプ)と言われる独自の司法システムが存在し、氏族間や、民族外との間で争いが発生した際には、仲介者の交渉によって平和的に解決が行われており、Pütchipü'üは2010年ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。 ​

ワユー民族にとって、母親は家族の中心的な存在であり、女性の存在は大きく、重要な役割を果たします。

母は娘にワユーバッグやハンモックの編み方を教え、後世に伝統を繋いでいきます。編む事は知恵、知性、創造性の象徴なのです。

 

​ワユー民族の方々は世界が劇的にグローバル化してゆく中でも、伝統的な生活を送りつづけていますが、近年の気候変動が、彼らの生活に大きな影響を及ぼしています。水不足、食糧不足による貧困、飢餓・・ワユー民族の組織団体Shipia Wayuuの2015年の発表によると2010年~2015年にかけて4800人の子供達が死亡しています。

 

大家族を持つワユー民族にとってバッグは大切な収入源です。素晴らしい伝統と技術が詰まったバッグを購入する事が、彼らの生活様式を守るためのサポートにつながります。